
私たちは
大学への進学を
強く勧めます
ボイスアクションスタジオでは、プロには一定水準以上の教養が必要だと考え、レッスン生に年間50冊以上の読書を課すなど、教養と自ら学び成長することのできる自己管理能力を求めます。
また、名作と称えられる映像作品や文学、舞台、美術、音楽などの普遍的な芸術に触れて感性を磨くことを推奨し、学生さんであれば学業の成績向上を願います。
特に、現代国語や古典、古文、外国語などから“ことば”の奥深さを学び、日本史や世界史などの歴史から、その時代に生きた人々の文化や価値観を感じていただきたいと思っています。
なぜこういった方針を採っているのかというと、10代の若者が「夢だけを見て」進路を決め、苦難に直面している悲惨な姿を数多く見てきたからです。

「東京に行かなきゃダメだ」「専門学校に行かなきゃダメだ」と盲目的に考え、焦る声優志望者の気持ちは理解できますが、地図も持たずに富士山に登るような無謀な行動を私たちは容受できません。
まずは山と、山を取り巻く環境のことを知らなくてはいけません。そして小さな山で練習を繰り返し、技能と知識を身に付け、リスクを理解し万全の備えを整えてチャレンジする。
貴重な人生の時間と多額の資金を投じて、ごく一部の人間しか成功することができない、極めて困難な夢に挑戦する以上、こういった「下準備」は最低限必要だと考えます。
そしてその準備は、今いる安全な家を飛び出さなくても、高校や大学に通いながら出来ることが多いのです。

「富士山に登りたいから山梨に行く!」
「だって地元には富士山がないから!」
「山梨に行かなきゃ挑戦できない!」
「自分なりにネットで調べた!」
...と言って登山を強行する、未経験者の将来は想像に難くありません。
都会に行けば高く飛べるような気分になるのも分からなくはないですが、地元にいる間に、地に足を付けてしっかりと実力を身に付けることが最善の方法だと私たちは信じています。

ボイスアクションスタジオのレッスンは、学校の授業に「表現」という選択科目を追加すると思っていただければ少しイメージしていただけるかもしれません。
そしてそのレッスンで課せられる課題は、年間50冊の読書の他にも「本気」じゃないと達成することのできない強度に設定しています。
しかし、強い思いがあれば容易くクリアできるはずの課題です。
加えて、その課題をクリアすればするほどレッスン料が自動的に下がっていく「割引制度(宿題割)」も準備しています。
若者は地域と、この国の未来そのものです。
私たちは彼らを全力で応援し、前途洋々な若者の不必要なリスクを最大限無くすことをひとつの使命だと考えています。